北海度胆振東部地震から4年
本日で北海道胆振東部地震から4年となります。
厚真町で最大震度7を観測し、土砂崩れの発生などで多くの方が犠牲となりました。
札幌市内でも建物の損壊や液状化などの被害がありましたが、何よりも北海道全体が停電となるブラックアウトが発生し、復旧するまで時間がかかったことにより日常生活に大きな影響が出ました。
4年たち札幌の街は何事もなかったかのように復興していますが、今なお震源に近い地域では被害の爪痕が大きいです。
当会に関しては、平成30年(2018年)9月16日(日)の第34回北海道ボランティアコンサート「999人の第九」演奏会の直前だったため、一時は実施が危ぶまれながらも団員の無事が確認でき、多くの方のご尽力により練習や演奏会の会場の復旧が急ピッチで行われたことにより、予定通りの演奏会の実施をすることができました。
あまり知られていませんが、Kitara復旧後最初のコンサートは第34回北海道ボランティアコンサート「999人の第九」なのです。
北海道150年記念と「第九」アジア初演100周年記念がかかっていた大事な年であっただけに、そのような大変な状況にあっても道外からの参加者の方をお迎えし、第九の後に北海道150年記念で「虹と雪のバラード」を全員合唱できたことは、私たちにとっての誇りです。
あらためてお気遣いいただいた皆様、開催にご尽力いただいた皆様に御礼申し上げます。
いまだにコロナの猛威が続く中、当会は2年の活動中止を経て今年第38回北海道ボランティアコンサート「999人の第九」として再始動します。
北海道胆振東部地震のあの時を思い出し、再び「歓喜の歌」を声高らかに歌い上げることができることに大きな喜びを感じます。
しかし、それは平穏な日常があってこそであり決して当たり前のことではないことにもあらためて気づかされました。
災害が多いわが国ですが、自然や疫病の猛威そのものに対してわれわれ人間は無力であり、日ごろの対策をする他はないのです。
対策を万全にしながらも感動のステージを作り上げることができるよう、精一杯努める次第です。
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