昭和60年(1985年)9月1日(日)は、「999人の第九」第1回コンサートが行われた日です

今から37年前、昭和60年(1985年)9月1日(日)は、「999人の第九」第1回コンサートが行われた日です。


「ボランティア愛ランド北海道フェスティバル'85」の最終日のイベントとして、今はなき北海道中島体育センター別館(中島体育館)にて行われ、北海道中から集まり組織された1000名を超える大勢の合唱団により感動の歓喜の歌が響き渡りました。

そして指揮は北海道における音楽界の重鎮の故川越守先生、オーケストラは合唱団と同様北海道中から集まり組織され、まさに大勢のボランティアの総結集でした。

名称を「1000人」ではなく「999人」としたのは、あと1人をわき立たせ、一人ひとりを大切にしたいという考えから「999人の第九」としましたが、まさにその考えが活きた結果の感動が生まれたのです。


当時わが国は第九ブームの最中で、合唱団への参加型の第九が全国各地で盛んに行われていました。

そのような中で北海道でも第九をやりたいということで「999人の第九」が行われ、第1回の感動をもう一度という思いからその後も毎年秋に行われるようになりました。

その結果平成元年(1989年)には当会の前身となる「999人の第九」の会が組織され、その後の第九の定着と継続的な活動により、現在では全国各地からの参加者が集まるまでになりました。


不本意にも史上初の2年連続の中止を経て、今年は3年ぶりの再始動となります。

まだまだコロナが予断を許さない状況下のため、今年は北海道内からの参加者のみに限定しての開催となりますが、いよいよ来月に迫った第38回北海道ボランティアコンサート「999人の第九」は、皆様に大いなる感動を与えられる演奏会にしたいと思っております。

現在では数少なくなりましたが、今年も第1回目から参加されてる方がいらっしゃいます。

その一方で男声に学生団員の方の参加が目立つなど、今年は団員の若返り・世代交代の流れが進みつつあります。

これまでわが会を築き上げてこられた諸先輩方への感謝の思いを胸に、「999人の第九」の精神を新たな若い世代にしっかりと伝えていきたいと思います。


再来年2024年(令和6年)は、第九初演200年記念と同時に当会の第40回記念の年でもあります。

大事な記念の年を盛り上げられるよう、「999人の第九」の灯を消すことなく、この先も継続していく所存です。


(写真は第30回(2014年)の記念誌から)

札幌「999人の第九」の会

札幌「999人の第九」の会

札幌市で活動する札幌「999人の第九」の会の公式ホームページです。 毎年秋に北海道ボランティアコンサート「999人の第九」を行っております。

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