ブラタモリ・鳴門

NHK総合で放送された今夜のブラタモリは鳴門でしたね🌀🌀🌀🌀

地質学視点から渦潮、四国の玄関口、中央構造線、街道、お遍路、四国八十八箇所霊場第一番札所・霊山寺、お接待、大谷焼と続々と話題が出てきました。

そして最後に100年前のドイツ兵俘虜収容所の歴史と第九日本(アジア)初演の話が出てきましたね🎵

徳島・鳴門(板東俘虜収容所)で1918年(大正7年)6月1日に当時第一次世界大戦の最中で捕虜として収容されていたドイツ兵たちによってわが国ではじめて第九が演奏された話は、第九を歌う人のみならず多くの日本国民が知るべき素晴らしいことなのです。

それも収容所の所長・松江豊寿大佐の人道的な扱いで、収容所とは思えない自由な環境があったほか、地元の日本人の間にもお遍路さんをお接待する文化があったからです。

大谷焼が九州からやって来たお遍路さんによってお接待のお礼で技術がもたらされたように、ドイツ兵捕虜たちによって様々な技術がもたらされ、そし第九をはじめとする音楽がもたらされたことは、徳島・鳴門に住む方たちにとっては誇りだと思います。

Alle Menschen werden Brüder

すべての人々は兄弟となる

このことがまさに体現されたわけです。

第九日本(アジア)初演100周年だった昨年の鳴門の第九には、われわれ999人の第九の会から51人が参加し、今年も多くの団員が参加予定です。

第九を歌うからにはただ歌うだけではなく、第九が生まれた背景や音楽的構造、その後広まった歴史やわが国での第九の普及の経緯など様々なことを学んだうえで歌い続けることで本当の第九の楽しさがわかります。

札幌からは遠いですが、ぜひとも一度は鳴門へ行く価値はあります。

札幌「999人の第九」の会

札幌市で活動する札幌「999人の第九」の会の公式ホームページです。 毎年秋に北海道ボランティアコンサート「999人の第九」を行っております。

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